2015年11月23日月曜日

X線をつかった応力測定の精度に関して

繰返し誤差

私の経験の範囲での話ですが、繰返し誤差は、

  • 0応力サンプルが ±15MPa
  • -500MPa程度の標準サンプルが ±50MPa
  • 実際の測定 慎重に作られた試験体が ±50MPa

以上のようなレベルです。

±50MPaは、大きいのでしょうか?

歪みを計算してみましょう。鋼のヤング率は200GPa程度なので、歪み0.001つまり0.1%の伸縮で200MPaの応力です。つまり、±50MPaは、4000分の1の歪みを正確に測定しているということです。したがってさらに精度を上げることは結構難しいのです。


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